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日本スポーツ歯科医学会第35回総会・学術大会

大会長挨拶

 この度、一般社団法人日本スポーツ歯科医学会第35回総会・学術大会を、2024年10月12日(土)、13日(日)の両日、大阪歯科大学において開催させていただくこととなりました。1998年に第9回総会・学術大会を主催させて頂いて以来、本学において2度目の担当をさせていただくことを大変光栄に存じます。

 学術大会のテーマは『アスリートの健康な口元を支えるスポーツ歯科』とさせていただきました。新型コロナウイルス感染症がようやく収束し、以前のように様々なスポーツ活動も復活してまいりました。超高齢社会である我が国においては、健康寿命の延伸のためにもスポーツのさらなる普及が望まれるところですが、それに伴ってスポーツ外傷の発生も増加してゆくことが予想されます。一般口演やポスター発表などを通じ、会員の皆様が現状を語っていただく機会になればと存じます。

 また教育講演の演者として、一般社団法人日本脳脊髄液漏出症学会理事長である中川紀充先生をお迎えしました。本学会ホームページにも掲載がある「スポーツ外傷等による脳脊髄液減少(漏出)症」 -スポーツ外傷等の後に、脳脊髄液が漏れ出し減少することによって、起立性頭痛(立位によって増強する頭痛)などの頭痛、頚部痛、めまい、倦怠、不眠、記憶障害など様々な症状を呈する疾患- につきましては、文部科学省やスポーツ庁からも、早期に適切な対応を行うよう通達されているところであり、有益なお話しを伺えるものと思います。

 尚、本学術大会に合わせて認定研修会も開催されます。認定医の取得、更新を予定されておられる会員の方々には是非ともこの機会をご利用頂ければと思います。活発で明るい学術大会になりますよう、皆様の御参加と御支援を心よりお願い申し上げます。


一般社団法人日本スポーツ歯科医学会第35回総会・学術大会
大 会 長 山本 一世
大阪歯科大学歯学部歯科保存学講座 教授