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日本スポーツ歯科医学会第33回総会・学術大会

大会長挨拶

一般社団法人 日本スポーツ歯科医学会第33回総会・学術大会

大会長 武田 友孝
(東京歯科大学口腔健康科学講座スポーツ歯学研究室 教授)

 

 第33回日本スポーツ歯科医学会総会・学術大会を,2022年12月3日(土),4日(日)の両日,東京都(銀座ブロッサム,中央区銀座2-15-6)において開催させていただきます.参加・演題登録や抄録原稿の締切などについては今後,学会ホームページでご案内いたします.
 2000年,2013年に第11回,第25回総会・学術大会を主催させて頂いて以来,3度目を東京歯科大学口腔健康科学講座スポーツ歯学研究室が担当させていただくことを大変光栄に存じます.
 学術大会のテーマを『運動愛好家・アスリートに必要とされるスポーツ歯科へ』とさせていただきました.わが国におけるスポーツ歯科は,30年余りの活発な活動を通じて世界への学術的発信はもとより,運動愛好家・アスリートの皆様へスポーツ歯科的知識の啓発,良質なマウスガードの提供を行いながら,日本スポーツ協会公認スポーツデンティストの輩出,国体・オリンピック・パラリンピックをはじめとした多くの競技会での救護・診療などの活動を行ってきました.
 この2年間は,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のため社会的な活動のみならずスポーツ活動も制限されたものとなってしまいました.しかし,そのなかでAIの普及やWEB会議の利用に代表されるようにさまざまな変革がもたらされました.また,最近の障がい者スポーツのなかには健常者も一緒にプレーする競技も増え始めたことなどを受け,共生社会の実現・充実に向け日本障がい者スポーツ協会は日本パラスポーツ協会となりました.スポーツ歯科においても,パラアスリートを含めより多くの運動愛好会・アスリートの皆様に真に必要とされる安全安心な技術,サービスの提供を行える体制を整え,健康な生活の支援・運動能力の向上をアシストし思いっきりスポーツを楽しめるよう,強固な体制を構築して行ければと思っています.
 今回,特別講演(スポーツ医学,障がい者スポーツについて),教育講演(身体運動のバイオメカニクス的解析),シンポジウム(マウスガードの保険の問題,マウスガード製作における歯科医師・歯科技工士の連携)などを企画中です.COVID-19の終息(収束)を期待し,可能な限りオンサイト・オンリーでの開催としたいと考えております.日中の学術大会での知識の交換・吸収を充分行った後は,懇親会も含め,銀座の夜を満喫していただければと思います.多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております.It’s always darkest before the dawn です。スポーツ歯科医学の発展,スポーツ歯科医学のスポーツ界への貢献を見つめ直す機会の一つになれば幸いです。